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被告を取り違えて「判決」

私は多少のミスがあっても、いちいち騒がず笑って済ませばいいと思ってます、基本的に。
警官だろうが判事だろうが政治家だろうが、人である以上、ダレでもミスはあるんだから仕方ないだろうと思うんだけれど、さすがにこれは笑えない。

別人に判決言い渡し、閉廷後公判やり直す…高松地裁(読売新聞)
高松地裁で昨年8月、詐欺事件の男性被告の判決公判に、別の住居侵入、窃盗事件の男性被告が出廷して判決が言い渡され、閉廷後に書記官が別人と気付き、公判をやり直していたことが6日、わかった。
担当刑務官が確認を怠っていたが、裁判官や検察官、弁護士も気付かなかった。
高松刑務所や地裁によると、昨年8月12日、被告数人が待機する地裁内の待合室で、刑務官が出廷する被告名を呼んだところ、住居侵入事件の被告が返事し、そのまま出廷。この際、刑務官は顔写真や名前を確認しなかったという。
公判で、裁判官の氏名確認にも「はい」と答え、保護観察と執行猶予の付いた有罪判決が言い渡された。閉廷後、書記官が判決内容を説明する際、名前と顔写真を照合し、別人と判明。その場で判決無効を説明し、正規の被告に対し、改めて判決公判が行われた。
高松刑務所の川崎茂則・総務部長は「2人の姓が似ていて間違えた」と釈明、担当刑務官を口頭で厳重注意。高松地裁の武田和博所長は「本人確認の徹底を指導したい」とコメントしたが、手続きに問題はないとして処分はしていない。(略)
弁護士も気付かなかったってスゴイが(笑)。
しかし、いい加減こういう旧態依然とした「本人確認」自体、いつまでやんのか不思議なんですが。特に取り違いの許されない法的な手続きに関しては。
これだけに限らず、今だ多くの場所で(間違いの許されない場所で)名前と生年月日、本籍地の確認だけで「本人確認」している。21世紀なのに。

覚えてる人もいると思うが、以前、岩手県議に、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケ氏が議員当選したとき、覆面騒動があったが、あのとき、覆面を取れと主張した議員の一人がその理由として「顔がわからないと本人かどうかわからないじゃないか」という趣旨のことを言った。
私は、ハァ?、と思った。

本人確認がしたいなら指紋認証でも網膜認証でもすればいいのである。むしろ「本人確認」の厳格さを言うのなら、今の時代「バッチをしてて顔が似てれば本人である」という意識はかなりマヌケだろう。そんなもん、いくらでも成り代われる。ハリウッドの技術を知らないわけではあるまい。
そこまで厳格に本人確認を求めるなら、議会場に入るときには指紋認証を義務付ければいい。それだけだ。
そうすれば、顔が似てるかどうかなんて曖昧な基準ではなく、きちんと本人確認ができる。

今や指紋認証はかなり安価に導入できる。ノートPCの付属品として販売されてるくらいの安価さだ。コスト的にはなんの問題もない。
バッチをしてれば議員、バッチをしてれば弁護士、生年月日や名前が一致してれば本人。
19世紀か?

勿論、人権上の問題があるから一般社会でこれをやるのは問題があるだろうが、裁判所や刑務所、役所や議会など厳格な個人認証が必要な場面では指紋認証すればいい。刑事裁判や刑務所の場合、どちらにせよ被告人の指紋は警察が保存してるのだから、それを使って本人確認することは何ら問題ないだろう。
本人を厳格に確認することのほうが重要なはずだ。刑事事件の法廷では、どんな手続きのときでも被告人席につかせる前に指紋認証で本人確認。そのほうが確実ではないか。

今だ法廷でも生年月日、本籍地、名前、写真だけで本人確認してるなんて、日本は電気もない第三世界なのか?

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