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元チェス王者が成田で拘束されるまで

元チェス王者、ボビー・フィッシャー氏が入管法違反容疑で拘束されたことは知っていた。
当時、テレビ・新聞で報道されたし、日本人の「妻」がアピールをしてたから、概要はわかってたのだが、どうも全体像。モノの経緯があまり報道されなかったので、よくわからなかった。
わからないままだったが、9/9の毎日新聞朝刊のコラム(記者の目)欄に記事が載っていて、ようやくわかった。
記者の目:元チェス王者の拘束=ライアン・コネル(毎日新聞)
元々訴追された経緯は記事のほうを読んでほしいが、至極政治的なもので、凶悪な刑事事件を起こして逃げてたわけじゃない。訴追自体は'92年。
それはそれとして、興味深いのが去年から今回身柄拘束されまでの経緯で、

(略)同氏は昨年11月、スイスの米大使館でパスポートのページを増やした。そのために2回大使館を訪れ、大使館は米国務省に増加についての照会までしているが、身柄を拘束せず、パスポートを本人に返している。昨年暮れに日本に入国し、今年3月に出国した。4月の再入国後も米側は表立った動きは見せなかった。だが、7月になって出国しようとした際、「パスポートが無効」と言われ、拘束されたのだ。東京の米大使館に取材を申し込んでも、「個人情報なので」という理由で明確な回答はなかった。(略)
ジェンキンス氏との比較や「裏取引」の推測は脇においても、一貫性がなく、とてつもなくキナ臭い話であり、「公平中立」な法律の執行なのか、なんとも怪しい。
別に、私は彼が9・11を喜んだかどうかとか、個人的な行いや振る舞いに賛同する気はないが、それはそれ、これはこれというやつである。

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